J-Quantsの銘柄一覧と市場区分
銘柄一覧は、単にコードを集めた固定の名簿ではありません。
一覧は日付を持つ入力
銘柄一覧は、単にコードを集めた固定の名簿ではありません。上場、廃止、市場変更などによって対象が変わるため、どの日付を基準にした一覧かが必要です。コードと会社名だけを保存すると、後から研究対象の条件を再現できない場合があります。
J-Quants の V2 には上場銘柄一覧の取得処理があり、日付を指定できます。ただし、取得できる過去範囲と内容はその時点の公式仕様で確認します。現在の一覧を過去へ広げることを、当時の一覧を取得したこととして扱わないようにします。
市場と業種の役割を分ける
市場区分は上場市場の分類、業種は事業の分類です。両方が名簿に含まれていても、同じ目的の条件ではありません。市場で対象を絞る研究と、業種の偏りを測る研究を区別し、分類コードと表示名の対応を保存します。
表示名だけで比較すると、表記や言語の変更が対象の変更に見えることがあります。研究ではコードを基準にし、解釈用の名称を添えます。不明な分類を適当な区分へ置き換えず、不明として数え、対象に含めるかどうかを事前に定めます。
市場再編を時間軸で読む
東証の市場区分は歴史の中で変化しています。旧区分と現在の区分を一対一で同じものとみなすと、制度と対象の変化を隠すことがあります。長い研究期間では、その日付に適用する分類体系を明示し、制度が変わった場所を結果の解釈に残します。
架空の研究で現在のプライム市場の銘柄だけを過去全体で追う場合、それは現在の構成を基準にした研究です。当時の市場の研究とは対象が違います。名称をそろえるための変換を行うなら、元の区分と変換の表を別々に保存します。
消えた銘柄も対象設計に関係する
最後まで価格がある銘柄だけを残すと、対象を選ぶ条件に将来の情報が入ります。上場廃止や新規上場、コード変更、履歴の不足にはそれぞれ別の理由があります。データが足りないことと、研究対象ではないことを同じ除外理由にしないようにします。
架空の途中上場銘柄が二十日の特徴量をまだ持たないなら、初期の欠損を記録します。途中で観測が終わる銘柄を最初から消すと、生存した銘柄だけの研究になります。対象数と有効数を日ごとに示すことで、選択の影響が見えやすくなります。
固定した教材範囲の意味
KabuForge の公開 GUI コースは、手順を確認するために明示した銘柄と期間を使います。その小さな固定範囲は、全市場の銘柄一覧を各日で再現した実験とは異なります。操作が確認されたことから、市場全体への一般化まで推定しないようにします。
新しい研究へ広げる場合は、対象を選ぶ一覧の日付、分類の版、コードの対応、除外理由を入力とともに固定します。結果が変わったときには、特徴量だけでなく対象集合も比較します。銘柄一覧は計算前の補助資料ではなく、実験条件の一部です。
関連する読み方と公式資料
データの保存と再現、株価データの項目と観測日、調整済み株価と株式分割を合わせて読むと、入力の定義、利用時点、評価の役割をつなげて確認できます。この記事の数値と企業の例はすべて説明用の架空例です。実際の入力では、利用する版の資料と、自分の取得・実行記録を優先して確認してください。
操作の確認範囲はKabuForge の公式 GUI 研究コース、データの仕様と現在の実装はJ-Quants 公式:V2 の株価・銘柄一覧実装、J-Quants 公式:V2 の列定義で確認できます。列の厳密な単位や利用可能な範囲は、契約に対応する公式仕様で確かめます。本記事の研究設計上の提案は、すべてが画面上で実装されたという意味ではありません。
本記事は研究手順を学ぶための教材で、特定の銘柄や売買を推奨せず、将来の収益を保証しません。公開コースの過去データによる研究は、当時利用できた情報だけを使ったことを全面的に保証するものではありません。免責事項
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対象: main のソース候補(未公開) · 公開ソース docs/ja_JP/GUI_RESEARCH_COURSES.md
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