ファクター・IC・分位評価とは
ファクター・IC・分位評価とは。定義、読み方、KabuForge の研究例で確認するポイントを初学者向けに説明。
基本の意味
ファクターは、銘柄の特徴を数値で表したものです。価格モメンタムなら過去の価格変化を特徴量にします。判断時点までの情報から計算し、その後の収益を表す評価用ラベルと分離します。将来ラベルを特徴量に混ぜると、結果を知ってから判断する検証になります。
結果を読むときの注意
日次の横断面 IC は、同じ日の各銘柄のファクター値と将来収益ラベルの相関です。順位 IC は値の順位の関係を見ます。正負の意味はファクターの方向とラベルの定義に依存し、IC だけでは実際の売買収益を説明できません。
KabuForge の例で確かめる
分位評価では順位で銘柄をグループ分けし、収益、件数、欠損、構成の変化を確認します。参考コースの3銘柄は最大3分位です。同値を銘柄コード順に並べても予測情報は生まれず、重複する将来収益区間も独立した観測ではありません。
順位と相関の小さな例
同じ日に3銘柄のファクター値が1、2、3、後の収益が−3%、−2%、−1%なら順位は一致し、順位 IC は1です。それでも全銘柄の収益はマイナスです。順位の関係と絶対収益は別で、ファクター値がすべて同じなら相関は未定義です。
ラベル・カバレッジ・ICIR
評価用ラベル
ラベルは検証したい後の結果です。5観測日収益なら、何日の何価格から何日の何価格までかを明示します。将来収益は評価用で、判断時点の特徴量ではありません。
横断面とカバレッジ
横断面は同じ日の複数銘柄です。カバレッジは対象のうち有効な値が得られた割合です。対象10銘柄中8銘柄が有効なら80%ですが、対象集合と有効判定条件を確認します。
ICIR
この教材では日次 IC の平均を標準偏差で割った記述量です。標準偏差ゼロでは比を定義できません。年率換算や統計的有意性は別の前提を必要とし、重複ラベルを独立標本とは扱いません。
関連教材と出典
Correlation definitions: Pearson correlation · Spearman rank correlation
対象: main のソース候補(未公開) · 公開ソース docs/ja_JP/GUI_RESEARCH_COURSES.md
内容確認 · KabuForge